更新日:2025年12月6日
ハイクオリティな画材は、アーティストはもちろん、これから作品制作を始めたい方にとっても本格的で特別な創造体験を与えてくれます。
今回は、PIGMENT TOKYOが厳選したアイテムの中から、ギフトにふさわしい逸品をご紹介いたします。日本国内外への配送にも対応しておりますので、気に入った商品が見つかりましたらぜひご利用ください。
創作意欲を高める特別な画材を、大切な方への贈り物やご自身へのご褒美にいかがでしょうか。
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目次
墨 |
墨
PIGMENT TOKYOでは、希少な古墨をはじめ、著名な書家が揮毫(きごう)した十二支墨や題字墨など、多様な墨を取りそろえています。
十二支*(じゅうにし)とは、古代中国で生まれた暦や時間、方角を表すために、12種類の動物を象徴として用いたものです。日本では現在も、年の順序を示す際に使われています。
各動物の象形文字が彫刻された「大和十二支墨」は、種類によりわずかに色味が異なります。ご来店の際は、ぜひ手に取ってご覧ください。
*十二支はアジア各地で使われ、国により動物が少し異なります。
日本の動物...子(ねずみ)、丑(うし)、寅(とら)、卯(うさぎ)、辰(たつ)、巳(へび)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(いのしし)
また、こちらの題字墨に刻まれた「墨運無彊(ぼくうんむきょう)」とは、“ 書道や芸術の道における運や才能が、尽きることなく続くように ” という願いが込められた言葉です。
墨をゆっくりと磨り、新年の抱負や作品への想いを静かに整えるひととき。
立ちのぼる香り、硯に広がる音に耳を澄ませながら、自分と向き合う豊かな時間をお楽しみください。
水彩絵具
絵墨
ナカガワ胡粉絵具株式会社と株式会社墨運堂の共同企画で「絵墨 雪」が開発されました。
絶妙なバランスで墨と胡粉の特長を活かし、雪景色のような淡く柔らかな色調に仕立てられています。
顔彩耽美
固形水彩絵具の「顔彩耽美」は、鮮やかな発色と、水に溶けやすく扱いやすい使用感が人気のシリーズです。こちらは、華やかなメタリックやパールカラーといった、限定色も入った数量限定のセットになります。
水の量を調整するだけで、力強く深みのある色から、水彩らしいにじみを生かした表現まで自在に描くことができます。
このほかに、使い勝手の良い色合いやオパールカラーのセットも取り揃えております。
| 顔彩耽美 |
ハルモニア
ハルモニアは、水を含ませた筆で塗り広げると、ひとつの色の中に複数の色が分離して現れる透明水彩絵具です。名前の由来である 「ハーモニー(調和)」の通り、色同士が美しく響き合い、幻想的な世界を描き出します。
冬の星空を思わせるブルーや、夕暮れのオレンジなど、情景が宿る色合いが、創造力をかき立ててくれます。
単色も販売しているので、好みの色を自由に揃えられます。
| ハルモニア |
製造背景や特徴について、こちらのインタビュー記事でも紹介しています。
油絵具
油絵具セット
最高級の顔料を用いたこちらの油絵具は、初心者の方から専門家まで幅広くお使いいただけます。
ミノー油絵具は、伸びの良さと、しっとりと輝くような色彩や光沢を兼ね備えた、上質な描き味が魅力です。また、顔料濃度の高さから、混色しても色が冴え、オイルで薄めても鮮やかさを保ちます。
蛍光色カラーは、卓越した彩度と発色により、混色やアクセントカラーとして華やかさを添えるほか、下地として使用すれば作品全体の色彩を一層引き立てます。
ミノー油絵具は、単色も販売しております。
| ミノー油絵具 |
天然顔料を使用した色や絵具の使用感は記事をご参照ください。
オイルスティック
高品質な顔料をオイルとワックスで固めた、スティックタイプの油絵具です。
下地処理をしたキャンバスはもちろん、油絵具の上からも直接描けるので、単独でもチューブ絵具と併用しても使用できます。
筆を使わずに描ける手軽さを持ちながら、本格的な油彩表現から、クレヨンのような感覚で描く大胆なストロークまで、表現の幅が広がります。
また、テレピンやペインティングオイルなどの画溶液で溶くと、透明感やツヤがより引き出されます。
油絵具用の画溶液は、こちらをご覧ください。
| 画溶液(オイル) |
【オイルスティックとオイルパステルの違い】
オイルスティック
チューブタイプの油絵具と同じように、顔料と乾性油ベースで作られているため、乾燥後にゆっくり固まります。
定着スプレーなどは不要ですが、通常の油絵制作と同じく、乾燥期間後には油絵用のワニスで作品を保護することができます。また、下の色が乾いてから上に色を重ねて塗ることも可能です。
オイルパステル
顔料に少量のオイルとワックス、非乾性結合剤でできているため乾燥しません。そのため、仕上げには色材を定着させるスプレーの使用を推奨しています。
重ね塗りをすると、下に描いた色と混ざり合いながら発色します。
パステル
ゴンドラパステル(ソフトパステル)
ゴンドラパステルは、粉末の顔料を微量の水性バインダー(糊剤)で固めた、ソフトパステルです。
京都にある王冠化学工業所が、100年以上ものあいだ手作業で丁寧に作り続けています。
日本人の繊細な色彩感覚になじむ、やわらかく上品なカラーバリエーションです。さらに、水で濡らした筆でなぞると、水彩画のような風合いに変化します。
紙などの基底材への定着力が弱いため、作品の仕上げにはソフトパステル用の定着スプレー「パステルフィキサチーフ」が必要です。
48色から242色セットまで各種ご用意しています。
| ゴンドラパステル |
オイルパステル
高品質なワックスと乾燥しない結合剤を使用したオイルパステルで、とろけるように滑らかな描き心地が特徴です。
また、高濃度の顔料によって、鮮明で力強い発色を楽しめます。
段ボール、木、ベニヤ板、陶器、石膏、金属、プラスチック、ガラスなど、さまざまな素材に描くことができますが、描画面は乾燥しないため、しっかり定着させたい場合はオイルパステル用の定着スプレーを使用してください。
各パステルの使用例はこちらをご参照ください。
道具
文房五寶
文房四宝(筆・墨・硯・紙)に、ガラスペンを加え、"五つの文房”をそろえた「文房五寶(ぶんぼうごほう)」。
墨づくりの伝統技術を受け継ぐ株式会社呉竹が、日本の職人技と美意識を世界に届けたいという思いから、現代の暮らしに合う洗練された道具一式に仕立てました。
商品については特集記事で詳しく説明しています。
墨を磨く音や素材の触感、筆やペンが和紙に触れる心地よさ。五感を研ぎ澄まし、奥深い手書きの世界をじっくり味わってみてはいかがでしょうか。
参照
王冠化学工業所
https://gondola-pastel.com/index.html
株式会社クサカベ
https://www.kusakabe-enogu.co.jp/














