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アクアミッショーネ(水性箔下糊)
通常価格 ¥3,080から通常価格単価 / あたり -
竹和紙 水彩画用 アートパッド
通常価格 ¥957から通常価格単価 / あたり -
牛膠溶液 直火濃縮20%
通常価格 ¥1,100通常価格単価 / あたり
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新しいスタイルの固形墨〜黒鉛墨と無膠墨〜
PIGMENT TOKYOでは5月30日より、株式会社呉竹の黒鉛墨(こくえんぼく)と無膠墨(むこうぼく)という2種類の固形墨を販売いたします。通常、墨は油や木を燃やした時に出る煤と膠を練り合わせることで墨になりますが、2つの新商品はこれまでの墨とは異なった特徴を有しています。今回、株式会社呉竹で製品開発を担当された野田盛弘氏に、商品の特徴や開発秘話について伺いました。
新しいスタイルの固形墨〜黒鉛墨と無膠墨〜
PIGMENT TOKYOでは5月30日より、株式会社呉竹の黒鉛墨(こくえんぼく)と無膠墨(むこうぼく)という2種類の固形墨を販売いたします。通常、墨は油や木を燃やした時に出る煤と膠を練り合わせることで墨になりますが、2つの新商品はこれまでの墨とは異なった特徴を有しています。今回、株式会社呉竹で製品開発を担当された野田盛弘氏に、商品の特徴や開発秘話について伺いました。
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「膠を旅する ―いのちといのちをつなぐ人」展覧会レポート
「膠を旅する」は、2017年より武蔵野美術大学共同研究「日本画の伝統素材『膠』に関する調査研究」として、同大学の名誉教授・画家の内田あぐり氏を中心に活動がはじまりました。2021年に書籍『膠を旅する』の刊行と、武蔵野美術大学美術館・図書館にて行われた「膠を旅する-表現をつなぐ文化の源流」展へと実を結び、各方面より大きな注目を集めました。 その流れを受けた「膠を旅する ― いのちといのちをつなぐ人」展が、2023年3月に開催されました。 会場は、内田あぐり氏の膠をメディウムとして使用した絵画とドローイング作品、本橋成一氏の食肉処理場で働く人々を見つめた「屠場(とば)」のモノクロ写真を中心に構成。 また、大﨑商店による原皮処理「川漬け」などの(伝統的な)技法を撮影した膠づくりのドキュメント映像が流れ、皮革生産の際に出るニベ(皮屑)、牛の生皮(きがわ)といった品々が並ぶ、インスタレーションのような空間が広がっていました。 展覧会風景。本橋成一による《 屠場 》シリーズの写真や、内田あぐりによるドローイングが展示されていた。⚫︎ 前回、武蔵野美術大学美術館で開催した展覧会は、来場者はもちろんのこと、ニコニコ美術館で開催されたトークイベントのオンライン・アーカイブは40000人近くの視聴者が観覧(2023年現在)し、大盛況となりました。この展覧会の際、かねてより「膠を旅する」プロジェクトの協力者であった本橋氏は、「今日はこの展覧会と書籍の記念日で、それはとてもいいことなんだけど、これで終わったわけじゃない。この日を忘れないように、これからも膠の旅をしないといけない」と語りました。 当時はコロナ渦ということもあり、一般公開は予定より大幅に短い期間で開催され、実際に展覧会に足を運ぶのは容易ではありませんでした。こうした状況も受けて、本橋氏がオーナーをつとめるギャラリー・ありかHoleにて、今回の展示が企画・開催されました。 会場では大﨑膠の川漬け作業を行った「市川」からインスピレーションを受け、本展に合わせて描いた内田あぐりの新作《 Ichikawa 》が展示されていた。中央には大﨑膠を作る際に出たニベがインストールされていた。⚫︎ 内田氏や本橋氏の作品が持つパワーもさることながら、最も目を引いたのはギャラリー中央部に設置されたモニターに映し出された映像。そこには今でも自然と共生しながら膠作りをする人々の生活そのものが映し出されていました。 映像作品《 大﨑膠 —素材の向こう側に見えるもの》のワンシーンを皮越しに眺めた様子。⚫︎ 英語のArtはラテン語のArs(アルス)と関係深い言葉です。そしてそのArsは元々、技術や技法を示すギリシャ語のTechne(テクネー)にも対応しています。 人間の営みに基づく技術そのものをArsとして捉えるのであれば、この《大﨑膠 —素材の向こう側に見えるもの》という映像作品が提示するものは、まさに技術知への賛歌です。...
「膠を旅する ―いのちといのちをつなぐ人」展覧会レポート
「膠を旅する」は、2017年より武蔵野美術大学共同研究「日本画の伝統素材『膠』に関する調査研究」として、同大学の名誉教授・画家の内田あぐり氏を中心に活動がはじまりました。2021年に書籍『膠を旅する』の刊行と、武蔵野美術大学美術館・図書館にて行われた「膠を旅する-表現をつなぐ文化の源流」展へと実を結び、各方面より大きな注目を集めました。 その流れを受けた「膠を旅する ― いのちといのちをつなぐ人」展が、2023年3月に開催されました。 会場は、内田あぐり氏の膠をメディウムとして使用した絵画とドローイング作品、本橋成一氏の食肉処理場で働く人々を見つめた「屠場(とば)」のモノクロ写真を中心に構成。 また、大﨑商店による原皮処理「川漬け」などの(伝統的な)技法を撮影した膠づくりのドキュメント映像が流れ、皮革生産の際に出るニベ(皮屑)、牛の生皮(きがわ)といった品々が並ぶ、インスタレーションのような空間が広がっていました。 展覧会風景。本橋成一による《 屠場 》シリーズの写真や、内田あぐりによるドローイングが展示されていた。⚫︎ 前回、武蔵野美術大学美術館で開催した展覧会は、来場者はもちろんのこと、ニコニコ美術館で開催されたトークイベントのオンライン・アーカイブは40000人近くの視聴者が観覧(2023年現在)し、大盛況となりました。この展覧会の際、かねてより「膠を旅する」プロジェクトの協力者であった本橋氏は、「今日はこの展覧会と書籍の記念日で、それはとてもいいことなんだけど、これで終わったわけじゃない。この日を忘れないように、これからも膠の旅をしないといけない」と語りました。 当時はコロナ渦ということもあり、一般公開は予定より大幅に短い期間で開催され、実際に展覧会に足を運ぶのは容易ではありませんでした。こうした状況も受けて、本橋氏がオーナーをつとめるギャラリー・ありかHoleにて、今回の展示が企画・開催されました。 会場では大﨑膠の川漬け作業を行った「市川」からインスピレーションを受け、本展に合わせて描いた内田あぐりの新作《 Ichikawa 》が展示されていた。中央には大﨑膠を作る際に出たニベがインストールされていた。⚫︎ 内田氏や本橋氏の作品が持つパワーもさることながら、最も目を引いたのはギャラリー中央部に設置されたモニターに映し出された映像。そこには今でも自然と共生しながら膠作りをする人々の生活そのものが映し出されていました。 映像作品《 大﨑膠 —素材の向こう側に見えるもの》のワンシーンを皮越しに眺めた様子。⚫︎ 英語のArtはラテン語のArs(アルス)と関係深い言葉です。そしてそのArsは元々、技術や技法を示すギリシャ語のTechne(テクネー)にも対応しています。 人間の営みに基づく技術そのものをArsとして捉えるのであれば、この《大﨑膠 —素材の向こう側に見えるもの》という映像作品が提示するものは、まさに技術知への賛歌です。...
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金と銀の顔料を使ってみよう〜クサカベのエフェクト顔料〜
西洋東洋を問わず、金色と銀色は絵画制作に欠かすことができない素材です。しかし、同時に非常に高価。例えば、PIGMENT TOKYOで取り扱う純金や純銀を粉末状にした商品は、このくらいの価格です。広い面積に使うには少々費用がかさんでしまいます。 純金消 正五毛 0.4g そこで使用いただきたいのが、こちらの株式会社クサカベから出ているゴールド・シルバー系のエフェクト顔料です。 クサカベ ゴールド クサカベ グリーンゴールド クサカベ パールゴールド クサカベ パールシルバー クサカベ パールブロンズ これらはフレスコ画やテンペラ画を制作する人のために厳選された顔料です。その他のメディウムと混ぜることで、水彩絵具やアクリル絵具などの絵具を作ることができます。ゴールドとグリーンゴールドは真鍮を、パールゴールドとパールシルバー、パールブロンズは酸化チタン被覆雲母で組成されています。酸化チタン被覆雲母とは雲母をチタンでコーティングしているということを意味します。全体的にサラサラとした質感でダマになりにくいので、他のエフェクト顔料と比べて少し扱いやすい印象を得ます。しかし比重が軽いため、メディウムと混ざりにくい傾向があります。水溶性メディウムと混ぜる場合は、こちらの水性顔料用の分散剤を使用すると絵具が作りやすくなります。また膠と混ぜることで、日本画の絵具としても使用できます。 クサカベ 水性顔料 分散剤 下地が白と黒でどのような変化があるのか見てみましょう。今回は平面に塗ったものを、曲面のオブジェクトに貼り付けて撮影してます。。エフェクト顔料は一般的なピグメントと比べると隠蔽力(下の色を覆い隠す力)が弱く、下の層に影響を受けやすいものが多いです。そのため、黒い色を下に塗ることでエフェクト顔料特有のキラキラとした質感を強める効果があります。吸収性のある水彩画用の紙に塗ったためか、白地に塗った時は適度なマットさもありつつ、光沢感は控えめになりました。塗り重ねを行っていませんが、何回か重ね塗りをするとより光沢感を得ることができるでしょう。ちなみにこのシリーズは偏光顔料ではないので、角度を変えても同じ金属系の色が見えます。 【使用画材】色材:クサカベゴールド、グリーンゴールド、パールゴールド、パールシルバー、パールブロンズメディウム:クサカベ アラビアゴム基底材:竹和紙 水彩画用 ベースを黒くしたことで、先ほどより光輝感が出ていることがわかります。 ただ、黒地にすることで刷毛目が目立ってしまうため、フラットにしたい場合はエアブラシを使うか、アクリル絵具で重ね塗りをするなど、塗り方を工夫する必要があるでしょう。 筆のムラを生かし、まるで箔が重ねて貼った(箔押し)ような表情も作ることもできます。 【使用画材】色材:クサカベゴールド、グリーンゴールド、パールゴールド、パールシルバー、パールブロンズ アクリル絵具メディウム:クサカベ アラビアゴム基底材:竹和紙 水彩画用 下の画像は木製のオブジェクトに軽く目止めをして中央にゴールドを、上部にグリーンゴールドを塗装しました。実際に箔を押したものと比べると、色艶は異なりますが、本当に金粉を塗ったかのようにも見えます。左の部分はクリアジェッソの上に塗装、中央はジェッソの上から黒いアクリル絵具の上に塗装、そして一番右は白いアクリル絵具の上に塗装しています。ただ、こちらのメディウムは乾いても耐水性になりません。長期展示や塗る素材によっては、アクリルエマルションなど乾燥後に耐水になる絵具を使用するのがおすすめです。 【使用画材】色材:ゴールド、グリーンゴールド、パールゴールド、パールシルバー、パールブロンズ、クリアジェッソ、アクリル絵具メディウム:クサカベ アラビアゴム基底材:木箔が押せないようなデコボコとしたオブジェクトや、広範囲な面の塗装など、このピグメントだからなせる応用方法を見つけてみてください。...
金と銀の顔料を使ってみよう〜クサカベのエフェクト顔料〜
西洋東洋を問わず、金色と銀色は絵画制作に欠かすことができない素材です。しかし、同時に非常に高価。例えば、PIGMENT TOKYOで取り扱う純金や純銀を粉末状にした商品は、このくらいの価格です。広い面積に使うには少々費用がかさんでしまいます。 純金消 正五毛 0.4g そこで使用いただきたいのが、こちらの株式会社クサカベから出ているゴールド・シルバー系のエフェクト顔料です。 クサカベ ゴールド クサカベ グリーンゴールド クサカベ パールゴールド クサカベ パールシルバー クサカベ パールブロンズ これらはフレスコ画やテンペラ画を制作する人のために厳選された顔料です。その他のメディウムと混ぜることで、水彩絵具やアクリル絵具などの絵具を作ることができます。ゴールドとグリーンゴールドは真鍮を、パールゴールドとパールシルバー、パールブロンズは酸化チタン被覆雲母で組成されています。酸化チタン被覆雲母とは雲母をチタンでコーティングしているということを意味します。全体的にサラサラとした質感でダマになりにくいので、他のエフェクト顔料と比べて少し扱いやすい印象を得ます。しかし比重が軽いため、メディウムと混ざりにくい傾向があります。水溶性メディウムと混ぜる場合は、こちらの水性顔料用の分散剤を使用すると絵具が作りやすくなります。また膠と混ぜることで、日本画の絵具としても使用できます。 クサカベ 水性顔料 分散剤 下地が白と黒でどのような変化があるのか見てみましょう。今回は平面に塗ったものを、曲面のオブジェクトに貼り付けて撮影してます。。エフェクト顔料は一般的なピグメントと比べると隠蔽力(下の色を覆い隠す力)が弱く、下の層に影響を受けやすいものが多いです。そのため、黒い色を下に塗ることでエフェクト顔料特有のキラキラとした質感を強める効果があります。吸収性のある水彩画用の紙に塗ったためか、白地に塗った時は適度なマットさもありつつ、光沢感は控えめになりました。塗り重ねを行っていませんが、何回か重ね塗りをするとより光沢感を得ることができるでしょう。ちなみにこのシリーズは偏光顔料ではないので、角度を変えても同じ金属系の色が見えます。 【使用画材】色材:クサカベゴールド、グリーンゴールド、パールゴールド、パールシルバー、パールブロンズメディウム:クサカベ アラビアゴム基底材:竹和紙 水彩画用 ベースを黒くしたことで、先ほどより光輝感が出ていることがわかります。 ただ、黒地にすることで刷毛目が目立ってしまうため、フラットにしたい場合はエアブラシを使うか、アクリル絵具で重ね塗りをするなど、塗り方を工夫する必要があるでしょう。 筆のムラを生かし、まるで箔が重ねて貼った(箔押し)ような表情も作ることもできます。 【使用画材】色材:クサカベゴールド、グリーンゴールド、パールゴールド、パールシルバー、パールブロンズ アクリル絵具メディウム:クサカベ アラビアゴム基底材:竹和紙 水彩画用 下の画像は木製のオブジェクトに軽く目止めをして中央にゴールドを、上部にグリーンゴールドを塗装しました。実際に箔を押したものと比べると、色艶は異なりますが、本当に金粉を塗ったかのようにも見えます。左の部分はクリアジェッソの上に塗装、中央はジェッソの上から黒いアクリル絵具の上に塗装、そして一番右は白いアクリル絵具の上に塗装しています。ただ、こちらのメディウムは乾いても耐水性になりません。長期展示や塗る素材によっては、アクリルエマルションなど乾燥後に耐水になる絵具を使用するのがおすすめです。 【使用画材】色材:ゴールド、グリーンゴールド、パールゴールド、パールシルバー、パールブロンズ、クリアジェッソ、アクリル絵具メディウム:クサカベ アラビアゴム基底材:木箔が押せないようなデコボコとしたオブジェクトや、広範囲な面の塗装など、このピグメントだからなせる応用方法を見つけてみてください。...
ワークショップ
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[入門]水彩絵具づくり 23/06/04
2023/06/04(Sun) 14:00 - 15:30 14:00 - 15:30 -
[入門]岩絵具で花をえがく 23/06/11
2023/06/11(Sun) 14:00 - 15:30 14:00 - 15:30 -
売り切れ
[入門]水彩絵具づくり 23/06/18
2023/06/18(Sun) 14:00 - 15:30 14:00 - 15:30売り切れ