以前、アーティクル企画でも登場した彩墨。
本格的な墨の味わいを気軽に、そして楽しく体験できるということで、お土産用にはもちろん、墨入門者にもオススメの画材です。
一般的な墨は煤と膠を練り合わせて作られますが、こちらの画材は、油絵具やアクリル絵具などで使用される顔料(ピグメント)を膠で練り合わせており、岩絵具などにはないビビットな発色が魅力的です。
特にオススメするのは「彩墨あやセット/3色」です。
透明感があり鮮やかな青2色と、優しい透け感のある胡粉の白、3点の彩墨を合わせました。
初心者の方から経験者の方まで気軽にお楽しみいただけるセットになっております。
一見、ほぼ真っ黒に見える墨ですが、硯の力でこのように鮮やかな青を作り出すことができます。
加えて、今夏キャンペーン、”水のいろは”ではグリーディングカードを入れた特別使用になっております。
それでは、実際にどのように描いていくのか、みていきましょう。
まず、水差しを用意して、墨を擦ります。
擦り方はこちらの動画をご参考にしてください。
それぞれの色を擦ったあと、制作スタート!
彩色筆を用いて色を塗っていきます。
水を含ませた絵筆によるにじみ表現も可能です。
この彩墨あやシリーズは、滲みを非常に美しく表現でき、水彩絵具とは一味違った色
を楽しんでいただけます。
もう一色も塗っていきます。同じ青でも、全く色が異なるのがよくわかります。
最後に、胡粉を使ってハイライトを起こしていきます。
胡粉は風化させた貝殻を原料とする天然の白なので、優しい風合いが特徴的です。
乾かしたら完成です!
彩墨を使って、季節の挨拶をしてみてはいかがでしょうか。