ユニペーパーは保存性が高く、破れにくい、表面がなめらかで、水に強いポリプロピレン を主成分とした環境・資源にやさしい支持体です。（ユポ紙を使用しております）
アクリルなどの樹脂絵具との相性が非常に良く、膠を用いた岩絵具や箔貼り・ 鉛筆での描画に最適です。 （詳しくは別紙検体結果説明より適正をご覧ください） 油絵具も下地を作ることにより定着します。
描画後の作品の保存についてはフィキサチーフなどの使用をお勧めいたします。 表・裏の差がなく、インクが反対の面へ影響しにくいため、両面をご使用いただけます。

◇各絵具との相性

＜アクリル絵具＞
定着が非常に良く、相性が良い。 アクリル樹脂が持つ光沢とユニペーパーの 質感がマッチしており、アクリル絵具なら ではの表現を引き出すことができる。

＜アキーラ＞
定着が非常に良く、相性が良い。 アルキド樹脂が持つ光沢とユニペーパーの 質感がマッチしており、アルキド絵具なら ではの表現を引き出すことができる。

＜油絵具 ＞
テレピンで希釈した油絵具は若干はじいた が、乾燥後の定着は良好。発色も良く、艶 がある。乾燥後にテレピンを含ませたウエ スで拭き取ると、簡単にエッジの効いた白 抜き表現ができる。

＜箔押し スパーワニス/膠５%＞
金箔の定着が良い。ユニペーパーの持つ限 りなくフラットな表面が各種金属箔の光沢 を引き出すことが出来る。

＜油煙墨（淡墨）＞
乾く際の水分の引き跡が表面に残り、均一 な画面とならない。 紙とは趣の異なるユニペーパー独特なにじ み、たらしこみ等の水墨表現が可能である。