牛乳から作られる乳タンパク質由来の展色材です。水で膨潤し、炭酸アンモニウムなどの強アルカリで溶解して用います。

[溶解手順]
1.カゼイン50gに水125gを加え、冷蔵庫にて１晩膨潤させます。
2.１晩たったら冷蔵庫から取り出し、カゼイン溶解用の炭酸アンモニウム15gに水30gを加えたものを溶解直前に準備します。
3.膨潤したカゼインに炭酸アンモニウム溶液を加え、よくかき混ぜます。
4.湯煎にかけ、炭酸アンモニウム溶液でカゼインが溶けたところで水125gを少しずつ加え更に混ぜます。
5.溶解したら湯煎から外し、グリセリン15gと防腐剤0.9mlを加え混ぜます。
6.泡が混じっているので常温で6時間ほど放置すると上層に泡が浮いてくるので、プラスチックスプーンにて取り除き完成です。

※溶解時の容器はガラス製のもの推奨いたします。金属製の場合は腐食の恐れが有りますのでご注意ください。