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PIGMENT LAB TOKYO

最新の青い顔料、インミンブルーに迫る

2018-11-14

西洋において青は重要な意味を持つ色のひとつでした。キリスト教の宗教画では、聖母マリアは青色のマントを身につけており、その衣服は「天の真実」を意味するとされています。


《Madonna and Child with Two Angels》Giovanni Bellini, late 1480s, The Metropolitan Museum of Art(https://www.metmuseum.org/art/collection/search/435641)



また近代美術においても、青は象徴的な色として扱われておりました。フランスを代表するアーティストの1人であるイヴ・クラインは、自身が使用する青を「インターナショナル・クライン・ブルー」と命名し、それを用いて様々な作品を制作しました。


そして今、新たな青が産声をあげました。それが「インミンブルー(YInMnBlue)」です。この顔料は、オレゴン州の大学のサブラマニアン教授率いるサイエンスチームが、電気系の利用のために新しい原料の研究をしていた際に、新たな赤色顔料開発中に偶然発見されたものです。


インミンブルーという名前は、実験の際に酸化マンガンに他の化合物が混ぜ、高温でこの構造をテストした際に作られたことから由来し、名前のYInMn は、Yttrium( イットリウム)、Indium( インジウム)、Manganese( マンガン)の元素記号から付けられました。




この新しい顔料の注目するべき特徴の一つは、赤と緑の光の波長を吸収し、ブルーの光の波長を反射することです。また、深いブルーであるとともに、多くの赤外線を反射する特質を持っており、化合物はとても安定している為に色があせることがありません。

また美術素材としての観点からみると、この顔料は輝かしく、まるで陽火などの揺らめきのような、色を持っています。




PIGMENT TOKYOでは、この貴重なインミンブルーの顔料はもちろん、欧州のデリヴァン社製インミンブルーのアクリル絵具も日本初で販売しております。こちらの商品はPIGMENT店頭とオンラインショッピングからもお求め頂けます。この機会にぜひ、世界最新の青に触れてみてください。





以下のリンクより商品のご購入も可能です。是非ご利用ください。


・インミンブルー (←click here)



オレゴンブルー(インミンブルー) アクリル絵具 (←click here)

Profile

PIGMENT TOKYO 画材エキスパート

大矢 享

PIGMENT TOKYO 画材エキスパート 1989年東京生まれ。 日本大学大学院芸術学研究科造形芸術専攻博士前期課程修了。 PIGMENTにて画材エキスパートとしてとして携わりながら、平面作品を中心にアーティストとしても活動中。

PIGMENT TOKYO 画材エキスパート 1989年東京生まれ。 日本大学大学院芸術学研究科造形芸術専攻博士前期課程修了。 PIGMENTにて画材エキスパートとしてとして携わりながら、平面作品を中心にアーティストとしても活動中。