更新日:2023年4月12日
新緑の芽吹きとともに、気持ちも新たになる春の訪れは、天王洲アイルでも街並みを構成する運河や樹々、アート作品も色調の変化を感じます。 新しい生活にも慣れ、身も心も一息できるゴールデンウィークに、PIGMENT TOKYOでは恒例となりました特別企画のワークショップを今年も開催いたします。
開催日程:2023年4月29日(土)、5月7日(日)
時間:13:00〜16:30
場所:PIGMENT TOKYO
受講料:一般¥11,000(税込・材料費込)
対象年齢:なし
ご予約:4月29日(土)https://pigment.tokyo/products/gw企画-天然岩絵具でカキツバタをえがく-23-04-29
5月7日(日) https://pigment.tokyo/products/gw企画-天然岩絵具でカキツバタをえがく-23-05-07
※詳細は各予約ページにてご確認ください。
燕子花(カキツバタ)の開花に合わせた、この時期限定で開催している特別講座です。
5月から6月にかけて、爽やかな季節の訪れとともに花をつけるカキツバタは、古来、初夏の花として親しまれてきました。
日本美術において一時代を築いた琳派の系譜から、絵具の練り方や濃度調整、彩色の方法など、理論と実技の両面から学んでいきます。
お子様から美術や画材に普段はあまり触れる機会がない方、日本美術史を改めて探求したい方まで、年齢や経験を問わず、どなたでもご参加いただけます。
こちらのワークショップでは、尾形光琳が使用していた天然岩絵具「群青」「緑青」を使いながら、燕子花を描いていただきます。
天然岩絵具とは、天然の石を粉砕して粒子状にした顔料で、群青は藍銅鉱(らんどうこう/アズライト)、緑青は孔雀石(くじゃくいし/マラカイト)から作られています。
岩絵具は、原料を10段階の粒度に分けて製造され、粒径により色調が変わります。同じ色の顔料でも、粒度が粗いと色が濃く、細かくなるにつれて白度が高くなります。
伝統的な画材と技法を用いることで、自然素材からどのような色彩が放たれるのか、古の絵師の世界を実際に体感できる講座です。
また、表参道にある根津美術館では、ちょうどこの時期に国宝「燕子花図屏風」を展示し、庭園では満開の燕子花をご覧いただけます。
モチーフとなっている花を愛でながら、作品に思いを馳せるひとときは、この時期ならではの鑑賞の楽しみ方ではないでしょうか。
特別展「国宝・燕子花図屏風」
開催日程:2023年4月15日(土)〜5月14日(日)
会場:根津美術館
URL:https://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html
※展覧会の詳細は、根津美術館ホームページにてご確認ください。
もうひとつ、こちらも恒例となりました、いつも使っているクレヨンを作れる大人気のワークショップです。特別に画像と併せて手順をご紹介いたします。
お子さまの創作意欲が高まるよう、どんなクレヨンができるか、ぜひ親子で一緒にイメージをふくらませながらご覧ください。
[GW企画/親子]クレヨンづくり
日程:2023年4月30日(日)、5月5日(金)
時間:10:00〜11:30
場所:PIGMENT TOKYO
受講料:親子1組2名¥9,900(税込・材料費込)
対象年齢:5才以上
ご予約:4月30日(日)https://pigment.tokyo/products/gw企画-親子-クレヨンづくり-23-04-30
5月5日(金)https://pigment.tokyo/products/gw企画-親子-クレヨンづくり-23-05-05
※詳細は予約ページにてご確認ください。
※計量スプーンでの"すりきり"など細かい作業が伴うため、小学校低学年以下は保護者の補助が必要となります。
素材の特徴や色のお話を織り交ぜながら、作り方について順を追ってご説明いたします。お子さまと共に楽しみながら画材づくりを体験できる講座です。
ベースとなる色材の発色をそのまま生かした基本色だけでなく、3つの顔料を自由な組み合わせと配合で混色したオリジナルカラーも作れますので、色を作るおもしろさも感じていただけるのではないでしょうか。
作ったクレヨンは、特製のボックスに入れてお持ち帰りいただけます。
クレヨンの素となる蝋と油、そして色の粉「顔料」を温めながら混ぜます。
材料が溶けてよく混ざったら、型に入れて固めます。
クレヨンらしいシルエットが現れてきました。
自分で作った画材は、愛情もひとしおです。
好きな色、その時の気分、描きたい絵をイメージしながら、ご自身のペースでお作りください。
市販のクレヨンと同じように、単体でも、お持ちの色材と併せて使うこともできます。
作ったクレヨンで、お子様とご一緒に家族の思い出の一枚をお家で描かれてはいかがでしょうか。
PIGMENTではゴールデンウィークだけでなく、たくさんの方に画材を知り、使う楽しさを体験していただきたいという思いから、定期的にワークショップを開催しております。
水彩絵具を作ることで、顔料やオリジナルの絵具への理解を深める「水彩絵具づくり」。
天然の岩絵具と膠を使い、牡丹を描く「岩絵具で花をえがく」。
伝統的な箔の技法を体験できる「箔で夜空をつくる」。
いずれも入門講座ですので、画材や日本の美術にご興味がある方のファーストステップとして、ご参加いただけます。
ご紹介した講座以外にも、特別企画や不定期にさまざまなワークショップを開催する予定です。
五感で得た経験は、日常に新たな彩りを添えられるかもしれません。
ワークショップ
場所:PIGMENT TOKYO
ご予約:https://pigment.tokyo/collections/workshop
※日程と詳細は、各予約ページよりご確認ください。