盛上胡粉は、画面に厚みを持たせるときなどに使用します。

粒子が荒く不揃いなため剥落が少ないのが特長ですが、白色としては白雪印より低いランクとなります。 仕上げの作業や、より白い美しい色をお求めの場合は、白雪印・白寿印・金鳳印をお選びください。

※既に粉末状になっておりますので、乳鉢等で空擦りをする必要はありません。 胡粉は日本伝統の白色であり、天然のイタボ牡蠣が原料の炭酸カルシウムを主成分とする顔料です。 貝殻を屋外に10～15年以上放置し風化させた後、石臼で粉砕して細かくすり潰していきます。同時に水で十分晒し精製した後、薄板状に自然乾燥させて作られます。 墨や朱、一般的な顔料と混ぜてご使用いただくことも可能です。