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自分だけのキャンバス作りに挑戦してみませんか?

2019-03-07

みなさまは、キャンバスを支持体として使用する際、膠引きした状態から地塗りを作ったことがございますか。普段は市販の地塗り済みキャンバスを利用されている方も、この講座を受けたらキャンバスの「地」に一層興味を持っていただけるかもしれません。

 

キャンバスは主に、油絵具やアクリル絵具の支持体として使用されます。本講座では油系のメディウムを塗るための「半吸水性下地」を作成いたします。この支持体は文字通り水系下地のメリットであるメディウムの吸水性と、油系下地のメリットである柔軟性の両方を生かしたものです。

 

日本の慣用句で、互いに性分が合わないことを「水と油」という言葉で表現しますが、本来交わることのないふたつの要素が界面活性剤の存在によって、結合されます。(詳細は岩泉館長が紹介するメディウムに関する記事もご覧ください。https://pigment.tokyo/ja/article/detail?id=5


 


ヨーロッパの伝統的な半吸水性下地の処方の場合、ボローニャ石膏に膠とサンシックンドオイル(またはスタンドオイル)、そして界面活性剤として「卵」が使用されておりました。これを利用することで、水の中に油を分散させ、エマルション化させるのです。みなさまの身近なものに例えるならば、マヨネーズのような状態と思っていただくと、想像しやすいかもしれません。


 

では何故卵が水と油の繋ぎ手になるのだろう?とお思いの方もいらっしゃるでしょう。こちらの図をご覧ください。


 

卵黄の半分以は水で構成されており、全体の30%を占めている脂質の中に界面活性剤が含まれているため、エマルション化するのです。

 


ただし、ここで終わってしまっては、技法書に書いてあることを追従するだけ。こちらの講座は最新技術を応用した半吸水系下地の作り方もお教えいたします。そこで活躍してくれるのが、HOLBEIN社から出ているDUOシリーズのオイルです。


 

(こちらからご購入いただけます。https://pigment.tokyo/ja/product/detail?id=1211 


なんとこのオイル、油の中に界面活性剤が入っており、水でも薄めることが可能となっております。この油を使用することで、卵を使用せず気軽に半吸水性下地を作りだすことが可能なのです。


 

こちらの講座では、新旧の半吸水性下地をご紹介するとともにそのレシピと作り方のコツを、画材エキスパートの斉藤桂よりレクチャーいたします。いつもは市販の地塗り済みキャンバスを利用されているみなさまも、オリジナルの支持体作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。



[初級]キャンバス下地

2019/04/24(Wed)

13:00 - 15:00

チケット購入期限 2019/04/19 17:00

https://pigment.tokyo/workshop/detail?id=125

Profile

PIGMENT TOKYO 画材エキスパート

大矢 享

1989年東京生まれ。 日本大学大学院芸術学研究科造形芸術専攻博士前期課程修了。 PIGMENTにて画材エキスパートとして携わりながら、平面作品を中心にアーティスト活動中。

1989年東京生まれ。 日本大学大学院芸術学研究科造形芸術専攻博士前期課程修了。 PIGMENTにて画材エキスパートとして携わりながら、平面作品を中心にアーティスト活動中。