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アートはビジネスから何を学ぶか。

2020-06-10

今日、アーティストやクリエイターがビジネスを語り、成功することは一種のタブーのように扱われることがあります。

それは鑑賞者側だけにとどまらず、作り手側にも同一の心理的バイアスが発生しているように思えます。

また晩年のセザンヌなどにみられるように、アーティストが純粋さや清貧さの象徴として扱われる場面も少なくありません。


そうした状況も踏まえて、今回のPIGMENT ART BIZ Vol.2では「これからのアーティストのサバイブ術」と題し、アートはビジネスから何を学ぶか?を語るオンライントークセッションを開催いたしました。




今回お招きしたのは、『ハウ・トゥ アート・シンキング 閉塞感を打ち破る自分起点の思考法』の著者の若宮和男氏と、個展やグループ展を数多く開催し、企業とのコミッションワークや、ふるさと納税制度による行政との連携も精力的におこなう画家の内海聖史氏のおふたり。

今回はそのトークイベントの模様を少しだけお届けします。


内海氏はご自身のスタジオよりご参加。

制作途中の作品をバックにお話をお聞きできるのは、オンライントークセッションならではです。





若宮氏は、まるでテレビ中継のようなバーチャル背景を利用されており、オンラインのイベントとは思えないクオリティです。こうしたクリエイティブな遊び心は若宮さんならでは。





トーク序盤、若宮氏は『ハウ・トゥ アート・シンキング』でも書かれているビジネスのアートのパラダイムを引き合いに、一見水と油のように見えるふたつの要素が合わさることで、どのような可能性を秘めているかについて語られました。




次に、ビジネス界における思考の潮流とその推移が語られました。



アートにおいてもビジネス的な思考は重要ですが、昨今なぜビジネス界からもアート的な思考が必要とされているのかがよくわかります。

して中盤、実際に画家として活躍する内海氏がいかにフルタイムのアーティストとしてサバイブしてきたか、そしてどのようなターニングポイントがあったかなどを、既存のアートマーケットの仕組みや、それを受けての自身の体験も交え語っていただきました。


後半にかけては、参加者の皆様からチャットでいただいた質問にお答えしながら、「作家としてサバイブするきっかけは具体的にどういうものだったか?」や「実際にコミッションワークはどのような流れで契約が進むのか?」という突っ込んだ内容など、アーティストにも、ビジネスパーソンにも刺激になるであろう熱いトークが展開され、イベントは閉幕となりました。



PIGMENT TOKYOでは今回のトークショーの他にも、オンラインワークショップをご用意しております。

リアルスペースからデジタルスペースまで、多方向で展開する当ラボの今後の企画にぜひご期待ください。




【登壇者プロフィール】


■内海聖史(うちうみ さとし)


1977年茨城県生まれ。2002年多摩美術大学大学院 美術研究科修了。個展やグループ展を数多く開催。近年も「moonwalk」(六本木ヒルズ A/ Dギャラリー、2015年)、「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」 (常陸大宮市、常陸太田市、2016年)、「遠くの絵画」(YCC ヨコハマ創造都市センター、2017年)、「やわらかな絵画」(上野の森美術館ギャラリー、2019年)などに参加。企業とのコミッションワークや、ふるさと納税制度での返礼品として絵画提供も多数行う。2020年12月と2021年2月に個展を予定。



■若宮和男(わかみや かずお)


ハウ・トゥ アート・シンキング 閉塞感を打ち破る自分起点の思考法』著者。uni'que代表/ランサーズタレント社員/コアバリューファシリテーター/アート思考カタリスト。建築士としてキャリアをスタート。その後東京大学にてアート研究者となる。2006年モバイルインターネットに可能性を感じIT業界に転身。NTTドコモ、DeNAにて複数の新規事業を立ち上げる。2017年、女性主体の事業をつくるスタートアップとしてuni'queを創業。「全員複業」という新しい形で事業を成長させ、東洋経済「すごいベンチャー100」やバンダイナムコアクセラレーターにも選出。ビジネスに限らず、アートや教育など領域を超えて活動。2019年『ハウ・トゥ・アート・シンキング』を出版。日経新聞COMEMOのキーオピニオンリーダーとして「アート思考」に関する発信・イベントプロデュースも行う。

Profile

Art Materials Expert of PIGMENT TOKYO

AKIRA OYA

Born in 1989 in Tokyo Master of Fine Art and Design at Nihon University College of Art While working at PIGMENT TOKYO as an Art Materials Expert, he also continues his artist career composing visual art works.

Born in 1989 in Tokyo Master of Fine Art and Design at Nihon University College of Art While working at PIGMENT TOKYO as an Art Materials Expert, he also continues his artist career composing visual art works.